台風15号の災害支援ナースの活動報告

災害支援ナースとしての体験

主任看護師 宮内康子

右側が筆者

2019年の台風15号が千葉県に上陸し甚大な被害をもたらしました。9月12日に千葉県看護協会から病院に災害支援ナース派遣依頼があり、14日、15日と災害支援に行くことになりました。千葉県看護協会の災害支援ナースとして登録後初めてのことでした。災害支援ナースの役割として「被災者が健康レベルを維持できるように、被災地で適切な医療・看護を提供する役割を担う」と掲げられています。今回は被災先が同じ県内であり、同じ県民としてもできる限り力になりたいとの思いがありました。なるべく被災先に兵枠をかけないよう災害支援ナース派遣マニュアルを参考に持ち物の確認などを行い出発しました。
 公共の交通機関が使用できないため、自分の車を運転し安房地域医療センターへ向かいました。1人で向かうこともありとても緊張していました。現場には災害支援ナースだけでなく、災害派遣医療チーム(DMAT)や全日本病院協会(AMAT)、ボランティア団体など多数の方が派遣されていました。
私に依頼された業務は、救急外来での日勤業務でした。スタッフの方々と協力しながら検査や点滴の指示受け・実施、処方内容の確認、創傷処置介助などを行いました。電子カルテの使用方法や、診察から帰宅までの流れなどわからないことは丁寧に教えていただきました。派遣を受け入れる側、派遣に行く側の両方の心構えなどを学ぶ貴重な体験となりました。被災された地域が、少しでも早く復興できますことを願っています。

 

 

災害支援活動を終えて

手術室主任看護師 井上 健

左側が筆者

台風15号が9月8日から9日にかけて千葉県を通過し、週の半ばくらいには県内での様々な被害が報道されていた。9月17日に災害支援ナース派遣の依頼を受け、館山市にある北条病院に翌18日17 時から19日9時まで夜勤帯勤務を行なってきた。初めに話を聞いた時は、災害支援ナースの活動は初めてなので自分にできるかどうか不安があった。しかし同時に災害が同じ千葉県という事もあり、同県民として何かできないかという気持ちもあったので、力になれるいい機会だという思いもあった。私の自宅周辺は被害がなかったが、隣町では停電や断水などあった事もあり災害をより身近に感じた事も大きいと思う。北条病院に行くまでにニュースで見たような屋根をブルーシートで補強している家々を何件も見た。病院は電気や水道などが滞る事はなかったとの事だったが、私は被害を受けている人に対してどのようにコミュニケーションを取ればいいのかと、初め少し構えてしまっていた。夜勤勤務では経管栄養や体位交換、吸痰などを行った。初めは構えてしまったが、自分から積極的に行かないと支援に来た意味がないと思い、積極的に業務を行うように心がけた。普段なら慣れた人達で勤務する所を私が入り色々と説明が必要な事が多かったので、かえって仕事がやりづらくなったのではないかという思いがあった。自分なりに率先して仕事を見つけて余計な負担にならないように心がけてはみたが、実際どうだったかは気になる所ではある。被害を受けて大変であるのに、支援に来た私に気遣いをしていただく事も多かった。微力ながらも力になれたのであれば嬉しいです。

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