当科は入院を要する重症患者を診るというのが基本です。
重症患者とは心不全・腎不全・肺炎・呼吸不全・ケトアシドーシス・下肢壊疽を始め重篤な感染症を合併した糖尿病患者を指します。安定した方は地域の先生にお返ししておりますので、外来のみで治療を受けたい入院は嫌だという方は徳山先生外来か、地域の糖尿病専門医、徳山内科外科か津田沼駅前クリニックを受診ください。
外来患者の推移は例年年間9000人超で大きな変化はありません。糖尿病は約半数ですがその他甲状腺疾患・動脈硬化性全身疾患など多彩です。最近は甲状腺腫瘍の診断の依頼が後を絶ちません。病理部長の菅野先生のご協力のおかげで当日にエコー診断し疑わしいものは細胞診を行い、結果を迅速にお話ししております。ただしこれ以上の患者数の増加には対応できなくなっております。場合によっては受付でお断りすることもございます。外来全体に関してもこれ以上の増加には対応はできなくなっており、今後とも病診連携を活発にしていきたいと考えています。
入院患者は概ね人的問題あり常時10-12名程度の入院で推移しているのが現状です。
本年度は糖尿病の教育入院は極めて減少しており、進行した腎不全・脳梗塞・心不全・重症感染症などが中心となっています。これは看護師5名、薬剤師1名、管理栄養士3名の糖尿病療養指導士がおり、外来でインスリンの導入や指導が充実してきた結果と思われます。糖尿病スタッフは非常に強力であり療養指導の他、病院内の企画、糖尿病週間の院内掲示など年々活動の幅が増しております。火曜日の外来には彼女たちの指導が入りますので糖尿病に関しての疑問・不安などあれば遠慮せず聞いてください。
これが療養指導士を含めた我々糖尿病スタッフの面々です。
千葉大学昭和60年卒業
医学博士
日本内科学会 総合内科専門医
日本内科学会 内科認定医・指導医
日本脈管学会 脈管専門医
日本超音波学会 専門医
日本循環器学会 専門医
日本医師会 産業医
臨床研修指導医
指導医養成講習・プログラム研修修了
済生会医師教育研修企画会議 委員
千葉大学昭和63年卒業
日本内科学会 総合内科専門医
日本内科学会 内科認定医
糖尿病学会専門医
2009年度
2010年度
船橋・習志野エキスパートミーティングで東大先端臨床研の鈴木先生(左)と。難解な分子生物学を使った動脈硬化治療の最先端をわかりやすく御講演いただきました。臨床だけでなく常に基礎医学の進歩に関しても敏感にならないと最良の治療はできないと反省しきりです。
年々増加する1型糖尿病の患者対象に6月に1型糖尿病の会を発足しました。藤原の基調講演の後、井上管理栄養士からカーボカウント法の実際の講義があり、盛り上がった質疑応答が行われました。また会の後に糖尿病食の実際をお出しし患者さんとともに歓談する機会を得ることができました。当院では1型の患者へCSIIインスリン持続ポンプを適宜使用し現在6名が治療中であり、病棟看護師もその使用方法に慣れてきたところです。これを使用し昨年は2人、20代の1型の出産がありました。
会の後の皆さんとの記念撮影です。参加できなかった方々も次回こそは参加したいとのこと。全体では1型が35名超となり、自分だけではないという点、皆さんにとってもいい出会いであったようです。
2010/11/1
当院の糖尿病週間は夜になると、かの東京タワーと一緒でブルーにライトアップされます。今年もこの時期になりました。これも糖尿病スタッフのアイデア・努力の賜物です。
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