移動型X線撮影装置の導入について

放射線科 科長 海老原 康之

2023年12月に新しく移動型X線撮影装置(以下ポータブル)を導入致しました。
ポータブル(Potable)はCTやMRIと違って、あまりなじみのある装置ではないかもしれませんが、最大の特徴として、その名の通り病室や救急外来まで出向き、動けない あるいは動かせない患者さんのX線検査を行うことが出来る優れた装置になります。

移動型X線撮影装置の導入

近年では医療被ばくなどが懸念されるという話題もありますが、今回導入したポータブルとFPD(フラットパネル)というデジタル検出器を併用することにより、撮影線量を従来のものより大幅に削減できるだけでなく、画質の向上により診断能も高くなりました。

ただし、装置の性能が良くてもそれを生かせる技術が無くてはなりません。私たち放射線科スタッフは、画像診断に関わる専門職として医療被ばくの低減に努め、高度で良質な画像の提供ならびに安全な検査の遂行に尽力し、これからも患者さんの健康と福祉の増進に寄与してまいります。

この移動型X線撮影装置は、一般社団法人 日本損害保険協会の助成金により導入致しました。

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