日本整形外科学会専門医の取得を目指す後期臨床研修であり、その受験資格を得るための臨床経験・学会発表・論文作成などを含めた研修コースである。専門医となるためには、日本整形外科学会が認定する研修病院を少なくとも2施設まわる必要があることから、千葉県済生会習志野病院での研修以外に船橋市医療センターおよび社会保険船橋中央病院などでの研修も含めた3-4年間の研修を予定している。地理的にも近くにあり整形外科スタッフも充実した3病院でのより良い研修を行えば、将来的に整形外科専門医として活躍できるものと考えている。
各分野における骨折・脱臼・人体損傷の保存療法・手術・リハビリテーションの立案から実施について研修する
上肢(手・肘・肩関節)・下肢(股・膝・足関節)の各種関節における旧制疾患から慢性疾患にいたるまで、その診断・治療について幅広く研修する
関節鏡/鏡視下手術
靭帯再建術
骨切り術
関節形成術/人工関節
頚椎・胸椎・腰椎すべてにおいて神経所見のとり方、画像診断、手術適応とその手技、リハビリテーションまで全般的な研修を行う。
各種ブロックの適応と手技
頚椎手術:Laminoplasty/前方固定術など
胸椎手術:除圧術/側弯症手術など
腰椎手術:後方除圧術/前方固定術など
2-4名程度 (研修担当責任者)
主治医としての自覚を持って診療にあたるよう心がけてください。
院内の各種委員会(安全管理委員会、感染対策委員会、保険対策委員会など)への参加も推奨します。
各種研究会・症例検討会なども院内掲示板に案内が出ますので可能であれば参加してください。
学会は診療に差し障りないように十分配慮の上積極的に参加していただき、可能な限り発表も行うように指導していきます。
専門医試験受験後の就職先については相談に応じますが、斡旋などは行いません。また、研修した3病院のスタッフとして残ることを前提とした研修ではありません。
(千葉大学整形外科に入局を希望する場合は、相談にのりたいと思います。)