リハビリテーション室の紹介

当院のリハビリテーション室には、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が在籍し、脳神経外科や脳神経内科、整形外科、心臓血管外科など15以上の診療科からの依頼に対して発症後・術後早期からリハビリテーションを開始しています。急性期における安全で質の高いリハビリテーションを提供できるよう療法士同士が情報交換できる環境づくり、学会や研修会への参加、認定資格取得に積極的に取り組んでいます。また、リハビリテーション専門職として地域の介護予防活動にも関わっています。

理念・方針

<理念>
安全で質の高いリハビリテーションを提供し、患者さんの早期回復を目指します。

<方針>
1.リスク管理のもと、入院後または手術後早期からリハビリテーションを実施します。
2.知識と技術の向上に努め、専門性の高いリハビリテーションを提供します。
3.多職種と連携し、日常生活動作の向上を目指します。
4.近隣の医療機関および介護事業所と連携し、地域住民の健康と福祉の増進に貢献します。

施設基準

  • 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)
  • がん患者リハビリテーション料

対象疾患の例

脳血管疾患脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、頭部外傷、正常圧水頭症、パーキンソン病
整形外科疾患人工股関節置換術、人工膝関節置換術、頚椎症、腰部脊柱管狭窄症、側弯症
心疾患心不全、心筋梗塞、急性大動脈解離、狭心症、不整脈、弁置換術後、人工血管置換術後
呼吸器疾患慢性閉塞性肺疾患、肺高血圧症、気胸、肺炎
がん肺癌、胃癌、大腸癌、肝癌、悪性リンパ腫、白血病、多発性骨髄腫

スタッフ構成

理学療法士(PT)13名、作業療法士(OT)5名、言語聴覚士(ST)2名

認定資格者

理学療法部門
認定理学療法士(脳卒中)1名
認定理学療法士(運動器)2名
心臓リハビリテーション指導士3名
3学会合同呼吸療法認定士6名
がんのリハビリテーション研修会修了者11名
作業療法部門
3学会合同呼吸療法認定士1名
がんのリハビリテーション研修会修了者5名
言語聴覚部門
認定言語聴覚士(失語・高次脳機能障害領域)1名
がんのリハビリテーション研修会修了者1名

各部門紹介

理学療法部門

脳血管疾患や整形外科疾患だけでなく、内部疾患(呼吸器・循環器・リウマチなど)、がんのリハビリテーションを積極的に行っています。集中治療室(ICU)には専任の理学療法士を配置し、医師や看護師、臨床工学技士など他職種と連携を図りながら早期離床を進めています。また、理学療法部門では若手療法士の教育に力を入れています。先輩療法士と後輩療法士のチーム制を導入し、症例検討会やチームカンファレンスを実施しています。

作業療法部門

病気や事故のために身体に障害を負った方に対し、今後生活していくための問題を的確に評価し、いろいろな作業活動を用いて作業療法を実施します。また、障害があっても残された機能を最大限活用し、身辺動作や家事動作、仕事への復帰を目指した訓練を実施します。さらに、在宅の障害者やその家族の方々が生活しやすいように指導・援助を行います。

言語聴覚部門

当院は急性期病院であり、言語聴覚士が関わる診療科は多岐にわたります。対象患者の年齢は40歳代~90歳代と幅広く、主な障害は失語症、高次脳機能障害、摂食嚥下障害、運動障害性構音障害となっています。言語聴覚士は意識障害や呼吸器症状、心身の疲労など様々な側面を考慮しながら障害像や障害の程度を判断し、訓練・指導を行っています。また、患者さんに適した食物形態や摂取方法、コミュニケーションの取り方を他職種と共有し、患者さんへのサポートの質を高めるよう努めています。

リハビリテーション室の取り組み

療法士教育

●勉強会

脳神経外科や整形外科、呼吸器内科の医師、臨床工学技士を講師に招き、疾患や術後管理、医療機器の知識を深め、リハビリテーション実施時の安全管理に活かしています。

●リスク管理勉強会

リハビリテーション実施時の急変に対応できるように、救急外来看護師の指導のもと、急変対応のシミュレーションを年2回、吸引の実技練習を年1回、心肺蘇生法およびAEDの実技練習を年1回行っています。

チーム医療への参加

●栄養サポートチーム(NST)

医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・言語聴覚士・理学療法士・作業療法士がチームを組み、患者さんの栄養管理を行っています。療法士は身体機能や認知機能、摂食嚥下機能に関する専門知識を活かし、患者さんの食事摂取量の増加や栄養状態の改善を支援します。

●糖尿病予防講座

医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・理学療法士がチームを組み、糖尿病に関心のある患者さんとご家族を対象に糖尿病予防講座やパンフレットの作成・配布を行っています。理学療法士が運動療法で糖尿病の改善を支援します。

●緩和ケアチーム

医師・看護師・臨床心理士・管理栄養士・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が連携し、がん患者さんの身体的・精神的苦痛を緩和するためのサポートを行っています。療法士は、がんの進行や治療過程における運動麻痺や筋力低下、言語障害、摂食嚥下障害に対してリハビリテーションを行い、患者さんやご家族の生活の質(QOL)の改善を支援します。

地域との連携

●習志野市リハビリテーション協議会

習志野市の病院・施設が連携し、地域の介護予防活動に取り組んでいます。習志野市高齢者支援課からの依頼により、理学療法士が転倒予防の運動講座の講師として地域の高齢者サロンへ出向いています。

●習志野市認知症初期集中支援チーム

医師・看護師・医療ソーシャルワーカー・作業療法士が習志野市在住の認知症のある方のご自宅を訪問し、医療・介護サービスの利用や介護に関する相談・支援を行っています。

求人案内

理学療法士(既卒)・作業療法士(新卒または既卒)・言語聴覚士(既卒)を募集中です。

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