アフリカモザンビークサイクロン被害支援活動に参加して

2019年3月28日から4月10日まで、2週間アフリカモザンビークの災害支援に参加してきました。3月14日に熱帯サイクロンが南部アフリカモザンビークを襲い、洪水により道路が冠水、地すべりが発生し多数の死傷者が出ました。
日本国政府がモザンビーク政府からの要請を受け、JICA(独立行政法人国際協力機構)を通じて、派遣連絡がありました。医療チームは、医師、看護師、薬剤師、検査技師、放射線技師、医療調整員、業務調整員の27名体制でした。

29日モザンビークベイラ市に到着し、市内から3時間程度離れているGuara-Guara地区に活動拠点を置き診療を開始しました。受付には日本の診療を希望する被災者が殺到したため、トリアージを行い乳幼児、下痢・発熱(特に白色の下痢)、外傷、高齢者の順に診察を行いました。4月2日から7日まで338名を診察し、重症患者4名をベイラ市内等へ搬送も行いました。活動中には井戸水の水質調査を実施し、大腸菌の検出が認められたため、煮沸消毒を促す現地語で書いたポスターを作成し啓発活動も行いました。

気温50℃、湿度90%を超える環境で、野営を展開しながらの活動でしたので肉体的にも大変でした。しかし、大勢の被災者が受診後笑顔になっていく様子を見ると、疲れも忘れるくらい嬉しさが込み上げてきました。また、夜間帯は天の川がはっきり見られ、日本では見られない星空に心が癒やされる場面もありました。4月7日には、2次隊が到着し活動内容を申し送り、帰路に着きました。一日も早い復興を願うとともに、日本から出来る支援を続けて行きたいと思います。最後に、今回の派遣にあたりご理解、ご協力を頂いた院長、看護部長、看護部をはじめ、機会を与えて下さった済生会に心より感謝申し上げます。

社会法人恩賜財団済生会 千葉県済生会習志野病院 看護師長 仲村 孝一

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