■ 診療サポート部門のご案内

リハビリテーション科のご案内

各診療科からの依頼に基づいて、リハビリテーション計画を作成します。その後、理学療法士・作業療法士が一対一の治療を退院まで(土日祝日は除く)実施します。
病気や怪我で障害を受けてしまった方に対して残っている能力を最大限に引き出し、治療対象になる入院患者さんがご自宅に帰るために環境調整を、転院または施設入所の場合は評価・能力向上・情報提供など支援します。
外来は基本的には実施していないため、入院中に退院後も安心して生活して頂けるよう家屋改造・福祉機器・介護保険の相談・指導を行います。運動器疾患や脳・脊髄疾患、神経疾患、各科治療に伴う廃用症候群の改善など幅広い疾患に対応します。
リハビリ室奥にはリハビリテーション庭園があります。不整地・段差等の屋外歩行訓練や園芸活動(→リンク)を実施します。緑あふれる環境の中で各動作能力向上、入院中のストレスの緩和・意欲の維持を目指し、心と体の両方が健やかでいられるようお手伝いします。

治療の流れ

① リハビリテーション依頼
各診療科主治医からリハビリテーション依頼・指示を受けます。
② 評価・計画
状態を把握するために評価を行い、診療科の方針を含めた治療を計画します。
③ 治療開始
理学療法士・作業療法士が治療計画をもとに治療を開始します。
状況に応じて家族・主治医・病棟看護師・ソーシャルワーカーなどと連携を取ります。
④ リハビリ終了
退院時指導を行い、場合によりリハビリサマリーの作成をします。
転院・自宅退院・施設入所で終了となります。

施設基準と構成スタッフ

● 施設基準

脳血管疾患等リハビリテーション(Ⅱ)
運動器リハビリテーション(Ⅰ)
呼吸器リハビリテーション(Ⅰ)
がんのリハビリテーション料

● スタッフ数

医師2人、理学療法士11人、作業療法士2人、助手2人

 

理学療法・作業療法とは 

● 理学療法

理学療法とは病気、怪我、障害などによって運動機能が低下した状態にある方に対し、運動療法(筋力強化・ストレッチ・マッサージ等)を行い基本動作(寝返り・起き上がり・座位・起立・立位・歩行等)の回復を図ります。

● 作業療法

身体障害の作業療法とは病気や事故のために身体に障害をおった方に対し、今後生活していくための問題を的確に評価し、いろいろな作業活動を用いて、治療を実施します。また障害があっても残された機能を最大限活用し身辺動作や家事動作、仕事への復帰を目指した訓練を実施します。更に、在宅の障害者やその家族の方々が、生活しやすいように指導、援助を行います。

 

部門紹介

● 理学療法部門

・ 対象
理学療法では運動器疾患・脳・脊髄疾患・神経疾患・外科手術・各疾患の治療時の安静による廃用症候群(体力・筋力低下など)の改善など、幅広い疾患に対応します。
・ 目的

身体機能の改善、基本動作(寝返り・起き上がり・座位・起立・立位・歩行等)の回復、早期社会復帰などを目的とします。

・ 方法
運動療法(筋力強化・ストレッチ・マッサージ等)、物理療法(温熱・冷感療法)を用いて身体機能を改善し、日常生活動作の回復に努めます。
整形外科には外傷や骨折の患者さん、手術目的の患者さんが入院されます。術前から身体機能の評価・治療に関わり、術後は翌日から身体機能向上に向けて実施します。術後の動作・姿勢の禁忌肢位、福祉用具・器具の必要性などを十分に説明し、患者さんが退院するまでに自己管理できるよう関わります。
手術や各疾患の治療時の安静による廃用症候群(体力・筋力低下など)、脳出血・脳梗塞後の疾患に対しては残存機能の改善と維持、基本動作訓練などを行います。また、入院中の経過で自宅復帰が困難となった患者さんに対しては、環境調整、転院・施設入所までの身体機能維持に関わります。
リハビリテーション庭園では、不整地・段差等の屋外歩行訓練を実施します。

 

 

 運動療法室の風景

     
 

 庭園風景

● 作業療法部門

・ 対象
脳神経外科・整形外科などの患者さんが対象です。当院で手術を実施した一部の整形外科の患者さんに対しては外来にて対応します。
・ 目的
日常生活動作(食事・整容・着替え・排泄・入浴)の獲得、環境調整の実施、上肢機能の改善、認知機能の維持・改善を目的とします。
・ 方法
日常生活動作の獲得 実際の場面に則した日常生活動作訓練、福祉機器の選定、介護指導を実施します。
上肢機能の改善 早期から積極的に使用し、関節の運動を実施します。
運動以外にはスプリント療法や簡単な手工芸を実施します。
認知機能の改善 日常生活リズムの維持、記憶力評価の実施、代償手段の獲得、家族指導を実施します。

 

 

 作業療法室の風景

 

よくある問い合わせ

Q. 外来リハビリテーションを受けることができますか?

A. 当科では外来リハビリテーションは基本的には行わず、自宅近隣病院でのリハビリをお願いしています。主治医が退院後も当院での外来リハビリが必要と判断した場合には実施する場合はあります。

Q. 土日はやっていますか?

A. 土日はお休みです。入院中にリハビリ施行中の患者さんは担当より宿題があると思います。頑張って課題を行ないましょう!

Q. リハビリ目的の入院をしたいのですが・・・

A. 当科は外科や内科の治療中患者のリハビリを実施しています。リハビリ目的だけでの入院できません。

Q. 入院科の治療が終わっても、リハビリするために入院が出来ますか?

A. 当科は入院治療中患者のリハビリを実施していますので、リハビリするだけでは入院できません。「リハビリだけ」になることが予測される場合は近隣のリハビリ病院に転院することになります。

Q. どういう病気だとリハビリできますか?

A. リハビリは「したい」人が出来るわけではなく、厚生労働省でできる病気が決められています。リハビリを実施したいと思われている入院中の方は主治医や病棟スタッフにご相談下さい。

Q. 家族指導はしてもらえますか?

A. 退院予定の方などには積極的に行います。時間調整等必要になりますので、担当リハビリスタッフや入院病棟スタッフにご相談下さい。

Q. 友達は見学できますか?

A. ご家族は見学をしていただいていますが、知人の見学はリハビリ室が狭いこともありお断りしています。また私語が増える・集中力の低下が見られてしまう場合は、一時的にご家族の見学もお断りしています。

 

リハビリテーション庭園

庭園には季節の花や緑があふれています。屋外歩行訓練などを実施するのに最高の場所です。また植物や野菜を育てたり、観察しながら歩く練習を行ったりと、園芸活動を通して動作訓練も実施します。その活動にはイギリスのコヴェントリー大学にて園芸療法を学んだ理学療法士が中心になっています。
植物は日々成長し、常に変化していきます。種をまき、水をやり、芽が成長し、花が咲き、実った野菜を収穫したり・・・。植物の成長に関わる中で、室内の入院生活でも時間の流れや季節を感じることもできます。時には自然の生命力を感じたりすることもあり、それらが病気や障害に立ち向かおうとする気持ちを後押しし、意欲に繋がる場面も多く見受けられます。また、入院という非日常において、緑のある空間そのものが、私たちの心をリフレッシュさせてくれるでしょう!
ただ歩く訓練をするだけでも気分の良くなる庭園ですが、園芸活動では身体の動きと同様、病気への不安や入院中のストレスなども緩和できるよう気分転換をしながら応用動作訓練を行い、患者さんが心身共に回復できるようお手伝いします。